鈍い反発

日経反発も、5日線奪回できず

この5日線がとても短期では重要です。この点については、後段で解説します。

本日は、日経平均が183円高の22,201円と反発です。

が、非常に鈍い戻りにとどまりました。MSCIがらみのリバランス(恐らく生保系の多くがこの商いをしているのでしょう)で、どうしても相場は戻り切れないという状況でした。トヨタ自動車(7203)が引けでどんと下げたのは、まさにこれでしょう。(ロウソク足は、塔婆です。)

日経平均が上がるためには、米10年国債利回りが上がらなければ無理だということはわかりきった話ですから、昨晩米長期金利は、前日の大陰線の中にとどまったままですし、そのためドル円もドル高に戻れません。

こういう環境では、本日は反発するにしても力不足だったということになるのでしょう。

個々の銘柄を見ますと、依然としてディフェンシブ系が圧倒的に優位ですが、業種の上昇率ランキングでは、石油・石炭をはじめ、景気敏感系が明らかに多い一日でした。業種と、個別銘柄では、かなり印象にギャップがありました。

日経平均の5日線割れが、これで7日

5日線が25日線を割る「ミニ・デッドクロス」が29日に発生しています。

これがどのくらいの期間になるかは、千差万別です。

少なくとも、ミニ・デッドクロスが短期で終息するためには、日経平均が5日線を奪回しなければなりません。

日経平均の5日線割れは、過去2年振り返ってチェックしてみますと、最長で8日間ですが、たった一回しか発生していません。

あとは、最長でも7回です。

一日だけということもあります。

現在は、本日で7日経過していますから、この2年間のリズムから言えば、明日、日経平均が5日線を奪回するか、来週週明け月曜日に奪回するかという期待がでてきます。

逆に、これが、失敗するとなると、過去2年では最長記録更新ということになるので、ミニ・デッドクロスは長期化するリスクが台頭してきます。

折しも、今週末の米雇用統計から、来週末のSQまで、一番月中では相場が下がり易い「月間のアノマリー」を経過します。

期待としては、そこではむしろ相場が落ち着き、その前の段階(つまり今週)相場が突っ込んで底入れした、というパターンになってくれないだろうかということです。

戦略方針

戦略方針はもとにもどって、「必要に応じて、キャッシュ比率1−2割目安」です。

とくに米国市場を見ている限り、リスクは無い、という環境ですから、どうしてもキャッシュが必要だという判断はしなくてよいと思っています。